『Happy birthday 神田!』




1 今日は神田の誕生日なので、久しぶりにダウンタウンにやってきました。

  アレン「今日は神田の誕生日ですから、神田の好きなもの食べましょうか」
  神田 「チッ、面倒臭いな。家でいいじゃねぇか」
  アレン「せっかくの誕生日なんだから、それじゃつまらないでしょ?
      神田の手料理はおいしいですけど、今日はレストランがいいなぁ」
  神田 「まぁ、仕方ねぇ。つきあってやるよ」

  アレン(…もう、相変わらずだなぁ。
      それより神田のプレゼント何がいいかな?)



2 アレン「ここ、肉料理がおいしいんですって。
      神田はどうします?」
  神田 「俺は魚にする」
  アレン「……肉料理にしましょうよ」
  神田 「何でも俺が好きなもの頼んでいいんじゃねぇのかよ」
  アレン「それはそうですけど…じゃ、僕も魚にします」
  神田 「お前は肉を頼めばいいじゃねぇか。
      好きなものを頼まないと損だろ?
      何も俺に合わせる事はない」
  アレン「神田の誕生日なんですから、今日は何でも一緒にしたいんです!」



3 神田 「だから、一緒に飯食ってるだろ?」
  アレン「そうですけど!
      今日は特に神田が味わってるもの僕だって味わいたいし、
     神田が 感じてるもの感じたいんですよ。
     ………何、笑ってるんですか」
  神田 「いや、お前さ、大胆だなぁって。
      そういう事、でかい声で言うなよ」
  アレン「…何か変な事言いましたか?
      デーとしてるんだし、普通でしょ?」
  神田 「…ま、いいさ。
      じゃ、俺も肉にしよう」
  アレン「べーつに魚でいいですよ、食べたいんでしょ?」
  神田 「ちょっと気が変わった。
      たまには合わせるのもいいか」
  アレン「ホント、神田って気まぐれなんだから」
  神田 「そっか? 俺はお前が幸せそうに飯食ってるの見てるの好きだがな。
      だから、食べたいものを食えって言っただけだが」
  アレン「/////。
      最初にそう言えばいいじゃないですか」
  神田 「言っただろ」
  アレン「言ってません。言ったつもりかも知れないけど、神田のは解りにくいんですよ」
  神田  「面倒臭ぇな」
  アレン「(苦笑)」

4 食後にビリヤードを楽しみます。
 ジャズプレーヤーがムードを盛り上げようとしています。

  神田 「………チッ、どうも集中できねぇな」
  アレン「負けたからってイライラしないで下さいよ」
  神田 「店の中でBGMが流れてるじゃねぇか。
      どうしてわざわざ生演奏すんだよ」
  アレン「神田が誕生日だからって、店の人に予約する時言ったんです。
      気を利かせてくれたんだと思うんですけど。
      リナリーがこの店は誕生日にサービスしてくれるって
      言ってたんで、この店に決めたんですよ。
      ケーキか何かだろうって思ってたんですけど」
  神田 「お前はいつもそういう所が甘いんだよ。
      しっかり確認しろ」
  アレン「だって、僕も知らなかったんです。
     『びっくり』させる為だから、僕にだって教えてくれなかったんですよ。
     ほら、演奏自体は凄く上手でしょ?」
  神田 「うますぎて、集中できねぇんだよ」
  アレン(……やっぱり、負けたのが悔しいだけじゃん)



5 ソファで寛いでいるところにもやって来ました。
  
 神田  「……もういいって言ってやれよ」
 アレン「だって、せっかく頑張ってくれてるんですから」
 神田 「俺は余計なちょっかいがキライなんだがな(怒)」
 アレン「解りました。ね? あの、すいませ…」

 神田の激しいキッスv



6 熱い抱擁に気をよくして、盛り上がるミュージシャン。

  アレン「ちょ、ちょっと神田っ//////」
  神田 「何だ。店のおごりなんだろ?
      見せつけてやろうぜ」
  アレン(ヤバい。キレてる(滝汗)
     「だ、だからって、いきなり裾に手を突っ込む事ないでしょ!
      や、やめて下さいって! 」
  神田 「お前が『びっくり』してどーすんだ。バカもやし」
  アレン「しっ、知りません!
      解りました。帰りましょ」
  神田 「………最初っからそー言えばいいんだよ」
  アレン「もう神田のわがままっ!」

7 アレン「で、家に帰っても勝負ですか?
      神田って本当に負けず嫌いですよね」
  神田 「俺はすっきりしねぇのは嫌いなんだよ。
      あんな変な曲聞きながらじゃ腰砕けになるだろーが」
  アレン「変な曲って(笑)
      僕は好きだな〜。ジャズはよく師匠と酒場で聞きましたよ」
  神田 「酒場でか。
      ふーん、で、曲を聴きながら、気持ちが盛り上がったりするのか?」
  アレン「そ、そんな事ないですよ! ただいい曲だなーって思うだけでっ。
      大体、師匠はガキの僕なんか相手にしてなくて、
       いつも綺麗な女の人とばっかり楽しんでて、それで…」
  神田 「チェック」
  アレン「………あー!?」
  神田 「集中しろよ、バカもやし(笑)」
  アレン「ズルイです」
  神田 「師匠の事となると動揺する手前が悪いだろ。
     じゃ、勝負に勝ったから、好きなものもらうかな」
  アレン「……いいですよ。
     神田の誕生日ですもんね。好きなもの何でもあげます」

8 優しいキッス。
  
 アレン「………神田」
 神田 「俺はお前がいいよ。他には別に欲しいものも食いたいものもねぇな」
 アレン「……………」
 神田 「だから、最初から家がいいって言ったのに連れ出しやがって。
     外じゃお前恥ずかしがって、色々出来ないだろ」
 アレン「だって……家じゃ毎日してるじゃないですか。
     誕生日は誕生日の思い出が欲しいでしょ?」
 神田 「わざわざセッティングして創らないと出来ない思い出なんかいらねぇよ。
     お前が俺を好きだとか欲しいって想いをくれりゃ、それでいいんだよ、俺は」
 アレン「……神田ってロマンティストですねぇ」
 神田 「ラビはお手軽って言ってたがな。出不精とか面倒臭がりとか。
     うるせぇってんだよ」
 アレン「そうかも知れませんね(笑)」
 神田 「で、お前はどうなんだ、バカもやし。
     一緒に同じもの味わいたいって言ったよな、今日は特にって」
 アレン「あっ!! (//////)
     そ、それは…っ」
 神田 「俺を祝ってくれるんだろ?」

 アレン、笑って


 アレン「………はい。僕を全部神田にあげます」


 エンド

もちろん、おまけは裏に上げます〜v(えへへ)
明日アップしまーすv

      

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