『再び、ハロウィーン』3

1 夕方になりました。

  神田 「なぁ、モヤシ。一言聞いていいか?」
  アレン「何ですか、ご主人様」
  神田 「この悪趣味な服は何だ?」
  アレン「よーくお似合いです、ご主人様」
  神田 「まだ怒ってんのかよ。手前もしつこいな」
  アレン「お陰様で腰が痛いし、お腹の調子もよくないんで」
  神田 「… 中は出してねぇだろ」
  アレン「そうでしたっけ」
  神田 「手前もノリノリだったじゃねぇか」
  アレン「やらないと放してくれなかったでしょ?」
  神田 「…でも、よかったろ?」
  アレン「知りません///」(プイ)

2 ラビ 「ヤポー、来たさー、アレン。
   うわー、すっげぇかわいいさーv 足、細ーv ユウは?」
  アレン「中ですよ。ラビは着てこなかったんですか?」
  ラビ 「やー、さすがに一人であれ着て街横断すんの恥ずかしいし。
   家の中で見せるさ」

3 ラビ 「アッハハハ、ユウー。何だ、その格好!?」
  神田 「うるせぇな。文句はモヤシに言え。
   俺が選んだんじゃねぇからな」
  ラビ 「いいじゃん、似合ってんじゃん。
   ホント、ユウは何着ても似合うさーv」
  神田 「うるせぇな」
  ラビ 「ハハ〜ン、またケンカしてんのー?」
  神田 「何?」
  ラビ 「顔に書いてあるさー、ユウの」
  神田 「……………」
  ラビ 「それもあるけどね、ユウが苛ついてると本数増えるもん。
   後、ギリギリまで吸うし。吸い殻ですぐ解る」
  ラビ 「やな野郎だ」

  アレン「ラビ〜、煙草吸ってないで、ラビのコスも見せて下さいよーv」
  ラビ 「はーいv…程々にしとくさ、ユウ」

  神田 「…ホントにやな野郎だ」

4 アレン「うわー、ラビーv すっっごいかわいーv
   ホントにカンガルーみたいv」
  ラビ 「だろーv ホントはアレンにも着せたかったさー。
   もう一枚あるから要る?」
  アレン「欲しいけど、神田がイヤがりそうだなー」
  ラビ 「ユウは心が狭いさ。
   素直にかわいいって言ってやればいいのに。
   また何かあったさ?」
  アレン「色々。神田、自分勝手なんだから」
  ラビ 「まぁ、あれは一生直らんないさ」
  アレン「そうですねー。でも、いいです。馴れてますから」
  ラビ 「…ふーん、思ったより心配しなくてよさそーだな」
  アレン「何ですか?」
  ラビ 「だってさ、アレンて、本当に深刻な状態だったら
    絶対今まで隠してたろ?
   でも、あっさり言えるなら大丈夫。二人ともうまく行ってるさ」

  アレン 「ラビは…ホントに凄いですね。何でもよく見えて」
  ラビ 「んな訳ないさー。俺は中途半端だもん、いつまで経っても。
   アレン達が好きだから、よく見えるだけ。
   ま、それはそれとして、仲直りしとけよ?
   せっかくの夜が台無しだもん」
  アレン 「ありがとう、ラビ」

5 アレン「神田…」
  神田 「何だ?」
  アレン「…すいません…僕」
  神田 「…俺もヤリ過ぎた。痛いか、まだ?」
  アレン「大丈夫です。
   長時間はちょっとツライかも知れないけど、
   でも、よかったのは…ホントだから」
  神田 「そっか、じゃ、今夜は程々で抜け出そう。
   もう優勝なんていらねぇだろ?
   俺はやっぱり、そんな格好のお前を余り人目に晒したくねぇんだ」
  アレン「クス…僕も神田を余りみんなに見せたくないです。
   神田ってホントに学校でモテるんですもん。
   今夜、女の子達からまたキャーキャー言われるんだろうな」
  神田 「お前こそ余り解ってないだろう。
   大体、お前は隙が多すぎんだ」
  アレン「そんな事ないですよ。僕はもう人妻なんですから!」
  神田 「いや、絶対解ってねぇ。そんな服選ぶのが証拠だ」
  アレン「神田こそ人目に無頓着過ぎるんですよ」
  神田 「お前なぁ…!」

  アレン、突然ギュッと神田を抱きしめる
  
  アレン「ストップ。
   今夜はもうダメ。何も言わないで。
   このまま楽しく行きましょ? ね、ご主人様?
   ラビが待ってます」

  

6 神田 「モヤシッ! 好きだ!
   手前、何てかわいいんだ!! チクショウ!!
   やっぱり放したくねぇ!!!」
  アレン「わっ!!!
   もー、神田! やだ!! 何、またサカッてんですか!?
   もう勘弁して下さい!!! ダメー!!!!」


  

7 ラビ 「…ちょっとここに座れ、ユウ」
  神田 「……………」
  ラビ 「ったくぅ、何で俺がユウに説教しなきゃなんねぇんだよ」
  神田 「うるせぇな」
  ラビ 「反省しろよ」
  神田 「解ってる」
  ラビ 「解ってないさー、もうー」
  アレン「ご近所にも恥ずかしいですぅ」
  ラビ 「勘弁してくれよ。
   アレンもそれ、着替えて………(じーっ)
    まぁ、ユウのサカる気持ちも解らないでもないけどさー」
  神田 「おい…!」
  アレン「ラビまで何言ってんですか!」
  ラビ 「ハハハ。
   ま、今夜はハロウィーンだ。ちょっと位おかしくなるのも仕方ないか。
   さて、出かけようぜ。みんな、待ってるさー」

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