「ホリークリスマス」3
1 アレン(もー、神田ったら、思わせぶりな事言って〜。
いつも神田がああいう時はちゃんと意味があるんだけど。
解るまで教えてくれないんだよなぁ。
…物じゃないのかな? もしかして、僕自身?)
2 アレン「……………」
(そりゃ、いくら何でもバカみたいだよねぇ。夫婦なんだし。
このところ、ご無沙汰だったって事もないしー///。
ねぇ、ティムは解る?)3 アレン「ねぇ、神田ぁ。僕、やっぱり降参…あれ?
もう勝手に寝ちゃうんだから。まぁ、いいか。
クリスマスまで日にちはあるし、いつか教えてもらおうっと。
でも、街でデートした夜は絶対シテたのにな。
先に寝るなんて珍しいの。明日、聞いて…。
…やめた。絶対、期待してただろって、凄い事されるし」4 それから、数日経ちましたが、神田はなかなか付け入る隙を与えません。
アレンも困りましたが、神田は言わないと言ったら言わない性格なので、
一応、神田が喜びそうなものをこっそり用意しておきました。
でも、やっぱり不安です。
5 アレン(うわー、今夜はイブだっけ。まずいなー、結局解らなかったよー。
あ、そうだ。この街に伝わるおまじないがあるって、ラビが言ってたな。
暖炉とツリーとクリスマスクッキーを用意しておくといい事があるって。
一応、しとこうか」6 アレン(もう、神田ったら、今夜も早いんだから〜。
何、考えてんのかなー、神田は。
……? あれ、僕、何か忘れてるような気がする。
何だっけ? 大事な事のような気がするけど…。
このところ、いつも神田の事ばっかり考えてたから。
まぁ、いいか。そんな大した事じゃないよね)7 その夜、サンタが現れました。エサのクッキーに食いついたようです(笑)
8 アレン手製のクッキーが気に入ってくれたのか、何と高価なゲームをくれました。
要らないので、さっそく換金しました。ありがとう、サンタさん!9 アレンと神田にプレゼントもくれました。
ありがとう、サンタさん!
でも、朝一番に着た執事がゴミとして、処分してくれやがったので、
アレン達が喜ぶ貴重な写真が撮れませんでした。
速攻でクビだ、チクショー。
さようなら、執事さん!
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