『火鉢の誘惑』

今回はあおいちゃんのリクで、尊敬するサイト様に因んで「火鉢編」v



音信不通のクロス元帥からプレゼントが届きました。火鉢です。

アレン「師匠から贈り物って珍しいな。AKUMAでも降ってくるんじゃないかな。
    何が届いたんだろう?」
    …なになに『火鉢』という日本のストーブ?」
    へぇ、日本の物なんだ」

アレンたんすっかりお気に入りです。

アレン「なんだか和むんですよね」

(でも、師匠は何でこんなもの贈ってくるんだろう?)

A その頃神田はコーヒーを飲んでました。
   神田「よっしゃあ、眠気が吹っ飛んだぜ」
   (夜、頑張りすぎて、昼、大あくびなんて、
    モヤシにスタミナがないとか思われたくねぇからな)

 何処までも見栄坊の神田です。
   




B 神田 「これどうしたんだ?」
  アレン「師匠からの贈り物です」
  神田 「クロス元帥から?
      懐かしいな。火鉢か。こんな所でお目にかかるなんて」
  アレン「変わった暖房器具ですね。家の中で焚き火するみたいだ」
  神田 「俺は暖炉より、こっちの方がいいな。
      じんわり温かくて。…子供の頃、これでよく餅を焼いたなぁ」
  アレン「神田が子供の時の事、話すなんて珍しいですね。
      他にはどんなでした?」
  神田 「……まぁ、いいだろ、別に」
  アレン(どうして、すぐお茶を濁すんだろ。余り思い出したくないのかな)
      ……………。
      神田、日本に帰りたいですか?」
  神田 「……さぁな」
     




C アレン「やっぱり、帰りたい時だってあるんでしょ?」
   神田 「ねぇよ。別に」
  アレン「そうですか? でも…」
  じっと火鉢に魅入られてしまった神田。
  

   アレン「火鉢なんかより僕を愛して下さい」

   自分は火鉢の虜でも、神田が火鉢の虜になるのは許せないようです。




D アレン「僕だけを見て下さい」
   火鉢にまで嫉妬の炎を燃やすアレンたん。



E 神田「もやしっ(可愛い奴)」
    「お前を置いて、何処行くんだよ!
     俺がいたいのは、ここだ。他はもうどうだっていい」
  アレン「神田……」




F アレンたんがいなくなると神田は再び火鉢の虜に。
  神田「クロス元帥はどうしてこんな物を贈ってきたんだ?」




G 神田が火鉢の前でもんもんとしていることも知らず眠るアレンたんは
  ラブベッドの夢を見ています。




  そんなに神田とのエッチは良かったのか?エッチしたいのか?

アレン(……神田はああ言ってくれたけど、何でまだ切ないのかなぁ)

火鉢の波紋は広がります。





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