『兄来る』
１ 母に続いて、兄皐月もやって来ました。
挨拶の前に一泳ぎです。
兄 （アレンとか、いう子。どんな子だ？
ユウの奴だから、もう一緒に住んでいる筈だが ）
何か、水の中で座禅を組んでいるように見えるあたりが
神田の兄らしいです（笑）
２ 兄が来ているのも知らず、黙々と食事をする神田。
神田（メールを送ったのに何の返事もないのが、どうも気色悪いな。
うちの連中は自分で見ないと信じないから、
面倒臭い事にならねぇといいが ）
３ トイレで兄と鉢合わせです。
神田「なんだ来てたのかよ」
（チッ、やっぱり来やがったか）
兄 「うちにはプールないから泳ぎに来てやったぞ」
神田「帰れよ」
兄 「で、アレンは何処だ。紹介しろ」
神田「モヤシはいねぇよ。
今から用があるんだ。帰れ」
兄 「アレンとデートか？ 俺に紹介しろ」
神田「うるせぇよ。俺の許可なしにモヤシと会ったらぶっ殺すぞ」
兄 「相変わらず気の短い奴だ。見たいだけだろうが」
神田「信用できるか。いずれ会わせるから、今日は帰れ」
兄 「フン、余裕のない野郎だな」
兄様、いい身体！！！ ピンクのビキニがまぶしいです！！
４ 兄 「もう、あのアレンって子食っちまったのか？」
神田「うっせーな。もやしはガキだぞ、ンなことするか！！」
兄 「ほー？そんなこと言ってると横からかっ攫われるぞ。
ラビって奴、知ってるか？ オレンジの頭の奴。
最近、学園でもこいつの名前をよく聞くんだが、
お前は何か知ってるか？」
５ 神田「・・・」
兄 「まあ、頑張れ青少年」
ニヤリと笑うお兄さま。白い歯が光って爽やかですが、
神田の心の中はカトリーナ来襲で荒れ荒れです（笑）
