「初夜」
1,二人だけの結婚式も終わり、
服を二人で脱いだ後、ゆっくりと神田にベッドに運ばれたアレンたん。
アレン「か、神田……」
神田 「震えてるな、怖いか?」
アレン「す、少し…」
神田 「初めて、か?」
アレン「当たり前でしょ? 僕…」
神田 「そうか……」
優しくキスする神田。軽く、次第に深くなっていくキス。
アレンの気がそれているうちに、身体の様々な所に触れていく。
そして
2、アレン「……あっ! か、神田! ダメですって!そんな所…」
神田 「気持ち悪いか?」
アレン「そんな事……ただ、あっ! ダ、ダメですっ!」
神田 「何で?」
アレン「だ、だって、汚いから…」
神田 「汚くなんかねぇよ。お前の、だろ?」3、アレン「で、でも……あっ…ん…」
神田 「そんなに怯えるなよ。怖かったら目を瞑ってろ」
アレン「ぼ、僕だって、神田が欲しいんです。
ただ、ちょっと…待って…」
神田 「待たない」
アレン「……んんっ」
アレンの唇を強引に塞ぐ神田。
閉じようとするアレンの足を自分の足で開かせ、
アレンの一番敏感な部分を執拗に攻めていく。アレン「んんっ、ん!! んんっ!!」
指が動くたび、ビクビクッと震えるアレン。4、抑え込まれていた腕を放すと、耐えきれず神田の背中に手を回すアレン。
アレン「んん……ふぅっ……うう」
アレンの抵抗が弱まってきた頃を見計らって、
ようやく口づけから解放する神田。アレン「あっ!! あんっ!! ああっ!……」
思わず上擦った甲高い声を上げたアレンは、自分の常と違う声に真っ赤になる。
神田 「どうした、聞かせろよ」
アレン「…どっ、どうって? こっ、こんな…」
神田 「感じてんだ。気持ちいいだろ」
アレン「しっ、知りません!………あっ! だっ、駄目……ううっ! あ!」
既に一度出してしまった声をまたこらえる事が出来ず、
声が上擦ってしまうアレン。
恥じらいながらも、次第に神田の愛撫に応えてい姿に満足そうな笑みをこぼす神田。5、アレン「あっ、あんっ……あっ!」
神田 「モヤシ、好きだぜ」
アレン「す、好きですっ……あっ、僕も…す…き…ふっ」
もう一度激しく口づけ合う。
神田の指の動きが激しくなっていく。アレン「あっ、んんっ!! い、いやっ、駄目!」
必死でその手を止めようとするアレン。
神田は苛立って、アレンを見る。
神田 「何だよ」
アレン「だっ、だって、出る……出ちゃう…っ」
神田 「出せよ」
アレン「やだ…恥ずかしい…」
神田 「後で俺も出すから、出せよ」
アレン「んんっ…駄目…ぇっ! 神田…許し…」
小さな抵抗も馴れない快楽にあっさりと流されていく。
神田の指に翻弄され、うなじを舐められて、そのたびにアレンの身体はビクビクと震える。アレン「あっ、ふあっ……イ、イヤ……あんっ…ああーっ!」
6、しばし放心するアレン。
その顔を優しく見つめ、目元にキスする神田。
アレン「……止めて…って言ったのに」
神田 「他にどうしろって言うんだよ」
苦笑する神田。少し拗ねるアレン。神田 「お前の声、よかったぜ」
アレン「……バカ」
神田 「もう1回、聞かせろ」
アレン「……………もう」
『好きにして下さい』小さく神田の耳元で呟くアレン。
アレンの肩口で笑う神田。
再び幾度も口づけ合う。
7、 アレン「…………んんっ、あふ……ううっ」
神田 「そろそろ、いいか?」
アレン「……あ? は、はい…」
神田 「力、抜けよ?」神田、アレンの片足を掴むとグッと高く持ち上げる。
アレン、ビクッとして、ちょっと堅くなる。神田 「怖がるなって」
アレン「は、はい」
神田 「ゆっくり入れてやるから」8、アレン「う! あっ、痛っ! 痛っああっ!
あああっ、あっ! 痛っ! ぐっ! ううっ!」
神田 「モヤシ……力、抜けって…入らねぇ」
アレン「だっ…て、痛っ! む、無理で…す! くっ…ふっうう…」
神田 「もう…ちょっと……堅くなるな…って!」
アレンの目から痛みのため、閉じた目から涙がぽろぽろと零れ落ちる。
神田、アレンの中心に手を添え、しごきながら、脇腹や胸を幾度も愛撫する。
アレン「ふっ、ううっ……ぐっ……う…」
神田 「っつ……う…」
時間をかけ、ゆっくりゆっくりとアレンの強張った身体をほぐしていく神田。
アレンの身体もそれに応えて、僅かずつ神田を受け入れていく。
神田 「モヤ…シ …」
アレン「あ……うう…」受け入れたアレン。
二人で呼吸を整え合う。9、神田 「動くぜ?」
アレン、頷くのが精一杯。
ズンと衝撃が走る。
アレン「あっ!!! あっ! つっ!」
神田 「そ、そんなに…締め付けんなって…動け…ねぇ!」
アレン「ぐうぅ! あっ! ん! あっ!」
神田 「モヤシ……っ!」
アレン「あうっ! ううっーっ! あああっ!」
喉を仰け反らすアレン。
搾り取られるように激しい締め付けに腰を震わせる神田。
10、 抱き合ったまま、放心する二人。
アレン「あ…………はあっ、あ……」
神田 「凄…………ェ、食いちぎられるかと…思った…」
アレン「//////……もう……あっ!」
神田が身じろぐだけで、内部の衝撃に身体を震わせるアレンたん。
神田、苦笑しながら、抜いてやると、またそれだけでビクッとなるアレン。神田、アレンの目尻の涙を拭ってやって
神田 「大丈夫か?」
アレン「……ええ……何とか」
神田 「初めてなのに、無茶して悪かったな…」
アレン「そんな………謝らないで下さい。
痛いけど、でも、嬉しかったです……あれ?」
不意にポロポロ涙をこぼすアレンたん。
目を見張る神田。
神田 「すまん、やっぱり…」
アレン「ち、違うんです。そうじゃなくて…。
痛いからじゃないです。
し、幸せで……」
神田 「え?」
アレン「これで神田のものになったんだなぁと思ったら、
急にこみ上げてきて……変です…ね。
幸せなのに、涙がでるなんて」
神田 「モヤシ……」
思わず抱き合う二人。
そして、また幾度も身体を重ねていく。
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