「残暑見舞い 1」
1 今日はエド・アル兄弟を招いて、カキ氷を振舞います。
でも、4人の服装が暑っ苦しいです。
エド「わぉ、カキ氷だ。うまそう」
アル「早く、早く」
アレン「神田ぁ、まだですか?」
神田「ちょっと待ってろ」
エド「しかし、俺ら、何でこんな格好なんだ? 暑くて死にそうだ」
アル「我慢大会じゃない? ほら、お呼ばれなんだから、笑って笑って」
アレン「……ごめんね。
某イベント(後日アップ)からの引きで 」
2 神田「ほら、出来たぞ」
氷いちごの出来上がりです。
アレン「うわぁ冷たくておいしそうです」
エド「食べようぜ」
アル「やったあ」
3 エドと神田が向かい合わせで食べています。
神田「どうだ美味いか?」
エド「うん」
4 アルとアレンは室内で向かい合って食べています。
アレン「つめたーい」
アル「頭がキーンってする」
5 エドがシャボン玉を作っています。
アル「兄さん、おもしろい?」
エド「・・・(ブクブクブク)」
6 アル「じゃあ僕も・・・(ブクブクブク)」
後ろのアレンたんはカキ氷2杯目。
エド「面白いな、これ」
アル「母さんとよくやったの思い出すよね」
エド「…………アル」
アル「別に悲しいんじゃないよ。
母さんとの大事な思い出だもん。
僕も身体が戻ったから、兄さんとこんな事出来るんだし。
ありがとう、兄さん」
エド「もうすぐ、母さんの命日だな。
たまにはリゼンブールに帰るか」
アル「二人で一緒に?」
エド「ああ、二人だけで、な」
アル「それって、昔みたいだね」
エド「ああ……もう少ししたら、この街出ようか」
アル「……大佐には内緒だね?」
エド「…………………ああ」
アル「やっぱり、失礼かな」
エド「バカ。お前が気にする事ぁねぇよ!
お互い利用し合ってるだけなんだから 」
アル「……………うん。でも……ごめん」
エド「……………バカ」
アル「ごめんね」
7 以前神田がUFOに連れ去られたこと(このエピソードはまた後日)を
聞いたエドが興味津々で神田に話掛けています。
エド「なあ、宇宙人ってどんな奴だった?」
神田「人間とあんまり変わらなかったぞ」
8 エド「へぇタコみたいじゃないんだ」
神田「ああ」
エド「攫われてみてぇな」
神田「やめとけ・・・。
性格が変わるから。お前、妙に陽気で親切なエドになったり、
お人好しで誠実なエドになったり、妙にきれい好きなエドになって、
アルに気味悪がられたりしたいか?」
エド「……うーん。やだ」
9 神田「うちには4匹猫がいるんだが、猫は好きか?」
エド「好きだよ」
子供と話が合っているあたり、神田は子供と同レベル?・・・純真無垢と
いうことにしておきたいのです。実際はバカンダでも・・・
10 夜も更けたので大佐が迎えにきました。
アルは一人でさっさと帰ってしまったようです。
大佐「じゃ、邪魔したな。帰るぞ。鋼の」
エド「はいはい」
大佐「アルはもう家で寝てるぞ」
エド「えー? アルの奴、呼んでくれりゃいいのに」
大佐「彼なりに気を回してくれたのさ(ぼそっ)」
エド「何だよ?」
大佐「いや、何でもない」
エド「悪いけど、あんたの予想とは違うと思うなぁ」
大佐「え?」
エド「こんななりの子供を襲ってたら、あんたホントに変態だもんね」
大佐「コスプレってのも、面白いだろう。鋼の。
本当は今すぐ脱いでシャワーを浴びたいんじゃないのか?」
エド「あんた抜きならね。多分、家に帰ったらアル、起きて待ってると
思うし」
大佐「じゃ、私と君を一緒に帰らせる根拠は何だね」
エド「なめられてんじゃねぇの、アルに?」
大佐「そう安心してられるのも、どうかな」
エド「あんたがそう余裕かましてるの、いつ見てもキモイよな」
大佐「私は気が長いのさ」
エド「チェッ、やな奴。あんたって」
そう言いながらも並んで帰っていく二人。
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