『お誕生日おめでとうアレンたん』
1 今日はアレンたんのお誕生日です。
いちごがたくさん飾られたケーキを前にアレンたんは嬉しそうです。
アレン「わぁ、約束通りケーキを作ってくれたんですね!」
神田 「当たり前だ。お前、いちご好きだろ?」
アレン「大好きです!」
2 神田 「蝋燭の火を吹き消せよ」
アレン「うん。
でも、何か綺麗で勿体ない位だな〜」
神田 「手前はすぐもったいないって言うな。
この貧乏性」
アレン「だって〜」
3 みんながアレンたんが蝋燭の火を消すのを待っています。
ラビ 「そうさ、アレン、早くするさー」
ルック 「トロいのは感心しないよ」
リナリー「そうよ、アレン君」
4 神田がアレンたんを祝福しています。
神田 「とっととやれ。
みんな、腹をすかせてんだからな」
アレン「もう…みんな情緒がないんだから〜」
5 ケーキを切り分け皆で頂きます。
神田の父母、兄の姿も見えます。
(上から父睦月、母弥生、兄皐月)
ルック(いつ見ても、同じ顔の一家だな。
僕んちみたいだ。うちが珍しいのかと思ってたけど、
そうでもないんだね)
ルックの家も、ヒクサク、ササライ、ルックが全員同じ顔です。(笑)
6 リナリーがお祝いにピアノ演奏をしてくれています。
神田の弟葉月も母弥生の後ろで聞き惚れています。
弥生 「なかなか上手だし、美人だな。
葉月、手前、アレンの尻、追いかけ回さずに
ああいうの選んだらどうだ」
葉月 「うっせぇな、放っとけよ」
ラビ (…リナリーを『ああいうの』呼ばわりしたら、
コムイに殺されるさー)
7 アレン「あっ、葉月も来てくれたんですね」
葉月 「遅れて悪かったな。誕生日おめでとう、アレン」
アレン「顔が見えないから心配してたんですよ」
葉月 「別に何でもねぇよ。……ただよ」
アレン「ただ?」
葉月 「だから、何でもねぇって言ってるだろ?」
アレン「……………?」
ラビ (ありゃ、全っ然駄目だな)
ルック(どーでもいいよ)
聞き耳を立てるのは、この家でも同じのようです(笑)
8 アレン 「リナリー上手ですね」
リナリー「アレン君のために一生懸命練習したのよ」
ラビ 「リナリーは何やっても様になってるさ〜」
リナリー「うふふ。 ホントはピアニストとかバレリーナなんて
やりたいなぁって事もあったんだ。
でも、自分が本当にやりたいのは
兄さんを手伝う事かなぁって」
アレン 「リナリーは頭がいいですからね」
リナリー「両立は難しいのよね。
出来る人もいるんだろうけど、
そんな生やさしい事じゃないし、
中途半端って私、出来ないから」
ラビ 「いいんじゃないさ?
自分に正直でいるのも結構難しいからさ」
アレン 「そうですよ、リナリー。頑張って下さい」
葉月 「……………」
9 ラビ 「なぁアレン、ユウには優しくしてもらってるか?」
アレン「もちろんですよ。それに神田と結婚したからお父さんや、
お母さん。皐月兄さん に葉月君にも誕生日を祝ってもらえて、
僕幸せです」
神田 「ラビ!何こそこそ言ってやがるんだ?」
ラビ 「別にこそこそしてないさー。
アレンがどんなに幸せで、ユウやみんなにベタベタに愛されてるか
確認しただけさー」
神田 「そんなの一々確認すんな。見りゃ解るだろう!」
ラビ 「見ても気づかない方が普通なんさ。
俺はいっつもアレンが所帯疲れしないかと心配で。
でも、アレンの手、余り荒れてねぇし、ユウはうるせぇけど、
マメでいいさぁ。
ユウ、いっそ俺んとこに嫁に来ない?」
アレン「えー、 駄目ですよ!! 神田は僕のなんですからっ!!」
ラビ 「聞いたー、ユウ? 愛されてるっていいねぇ」
神田 「※x◆◆〒♪♯@!!」
皐月 「ユウの奴、情けねぇ。あれでよくアレンを物に出来たなぁ。
やっぱり親父の言う通り、早けりゃ早い程いいんだな。
おい、葉月。 お前、もういい加減に諦めろよ。
あのオレンジで駄目なら、お前なんて…」
葉月 「うっせぇな! 駄目なら駄目でいいんだよ!
ガタガタ言うんじゃねぇや、クソボケ!」
皐月 「やれやれ………ま、一度は通る道って奴だな」
10 神田「その、なんだ・・・プレゼントだ」
アレン「わぁ、綺麗な薔薇。ありがとう」
花屋の店員さんに花言葉を訊いて、決めた深紅の薔薇です。
言葉ではなかなか愛を伝えることの出来ない神田です。
でもアレンたんは花言葉なんて知っているのでしょうか?
11 ラビ 「アレン、俺からもプレゼントさ。ハッピーバースディ」
アレン「わ〜、ありがとう! 何かな?」
12 アレン「わぁ、幻想水滸伝5だ(人間世界では、まだ発売されていませんが シムの世界 では発売されているということで・・・)
やりたかったんですよ!」
幻想水滸伝と聞いて、ルック様気になったようです。思わずアレン達の方を 見てしまいました。
13 アレン「ユウもラビもありがとう」
神田 「ああ」
ラビ 「アレン、俺も抱っこ〜v」
アレン「はいはいv」
神田 「…チッ、仕方ねぇな………………。
おい、いつまで抱き合ってるんだ」
ラビ 「いいじゃん、アレンて抱き心地いいんだも〜ん。
お前ら、365日抱き合ってるんさ?
その内、ほんの5分くらいなんさ?」
神田 「許せねぇ!!」
ラビ 「もう嫉妬に狂った男ってイヤさーv
お礼返しじゃん、お礼返しv 」
(アレンの頬にちゅっv)
アレン「ラ、ラビッ!?」
神田 「手前、絶対刀の錆にしてやる!!」
ラビ 「キャー、コワイ〜!(笑)」
ルック(うるさいなぁ。ここも本拠地と余り変わらないね)
いつでも何処でもルック様はマイペースです。
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