『風邪を引いた日 4』

22 風邪気味だったアレンたんを心配して、寝不足だった神田。
   今日は早々と就寝です。

  

23 夜中、パソコンで遊ぶアレンたん。
   神田 「うっせーぞ、もやし。早く寝やがれ」
   アレン 「ええ、でも、余り眠くなくて」
   神田 「お前、病み上がりなんだから早く寝ろよ。
       明日は学校だろう?」
   アレン「神田は先に寝てていいですよ。
       音は消して遊びますから」
   神田 「そういう問題じゃねぇだろ?」




24 その日以来、アレンの様子がおかしいです。
   夜中、起き出して一人うろついて、お菓子を食べていたり、

 

25 本を読んでいたりしています。



26 昼は昼で、ソファでうたた寝してばかりいますが、
   やっぱり浅い眠りのようです。

27 キャンパスのビュッフェにて

   ラビ 「…そんで心配でユウの目にクマが出来てるんさ」
   神田 「…そういう訳じゃねぇ」
   ラビ 「じゃ、どういう訳さ。
       アレンはユウの事、避けてるん?」
   神田 「いや、別に。変わらねぇよ」

28 神田 「一緒に飯食ってるし、風呂入ってるし。
       やたら明るいし、よく喋るし、ベタベタしてくるし。

       ただ夜になると、一緒に寝てくれねぇ」
   ラビ 「で、ユウは欲求不満なんさ」
   神田 「殺すぞ、手前。俺のことはどうでもいい。
       ただ何かな…」
   ラビ 「何さ」
   神田 「夢を見たくねぇみたいなんだ。眠るのが怖くてビクビクしてるっつぅか」
   ラビ 「ふーん。
       格好つけてないで、黙って抱きしめてやったらいいじゃん」
   神田 「お前、そんなんでなぁ」
   ラビ 「口で言ってどうこうじゃないんでしょ?
       アレンは不安から来る軽い躁鬱なんだと思うさ。
       だったら、ユウが安定させてやるしかないっしょ?
       こういうのは一番愛してる相手しかできないさ。
       なんなら、俺がやってもいいけどさーv」
   神田 「触るな、俺のに」
   ラビ 「冗談さ。
       でも、前に俺が言った事忘れんでね。
       何かあったら、俺、いつでもアレンをさらうよ?」
   神田 「フン……。相談に乗ってくれてすまねぇな」
   ラビ 「らしくないさ、ユウ」

      (参ったね、ユウは根がマジだから)

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